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2026/09/04 20:20




[水晶雨ーCrystal Rain]

少し前
大きめのハーキマーダイヤモンドに出逢ってから
魔法がかかったみたいに
ハーキマーのことばかり考えてました。

キリリとしていて強い輝きを放つ
どこか美しい彫刻のようでもあり
水晶だけど 私には少し違う響きがあるなと。

一般的な水晶との違いを
まず地質学で調べてみたら
育った環境が大きく関係してたみたい。


◈ハーキマーダイヤモンドという水晶 
は 磨かれてないのに磨かれたかのような
艶と強い輝きを持った 両錐形の水晶。
(人工的な加工ではないのです)
そしてアメリカ ハーキマー州という
産地が限定されている。

彼らは苦灰岩(ドロマイト)の小さな空洞ー
いわば個室のような空間で
母岩にくっつくことが少なく
そのため単結晶で両錐になりやすかった。
周囲に邪魔されることなく育ったため
結晶面もキラキラと輝き シャープな姿に。
一方一般的な水晶は 
母岩(晶洞の壁)にくっついて成長することが多く
尖った先端は片方のみ。
両錐形になるのはとても稀ですし
周囲から影響を受けやすいところが
結晶面にもよく現れています。


石がどんなところでどう育ち此処へきたのか
私たちの知らない時間を過ごしてきた彼ら。
生い立ちを知るとただ綺麗だったものが
急に愛おしくなったりする
こういう話も好きなんです。


◈水晶から水晶雨へ
そんなハーキマーを眺めているうちに
以前から心に抱いていた
オール水晶のネックレスへと繋がっていきました。

透明な水晶を連ねていると
光を含んだ水が身体を流れていくようで。
綺麗な泉や川に手を浸したとき
冷たい水が肌に触れて
少しづつ体の内側まで澄んでいくような感覚
[水晶雨]にも
どこか似たものを感じています。

流れてくるものと流れていくものがあり
滞っていた水がまた巡り出すように
余計なものが静かに流れて
自分の輪郭が戻ってくる。

それは圧倒的に強いものではなくて
もっと静かで穏やかで優しいもの

手に取ったとき 
身につけたとき
ふと目に入ったとき

透明な石たちの光がひと呼吸することを
思い出させてくれたらいいなと思う。


親指ほどの小さなハーキマーは
其々カタチも輝き方も違います。
並べているとみな意思を持っているようで
みな愛嬌があってかわいい。

ひとつづつ手に取り
水と光の流れを作っていきました。


透明な雨が
光を纏いながら流れていくように

そして傍らには
アカシア 屋久杉 ヒマラヤスギ
今回の木たちは 少し遠いところから
彼らを見守っています。


石も木も長い時を生きて いま此処にある。
そして人の手に渡ってから
また新しい時間が始まる。

[水晶雨]がこれから
誰かの日々の中を流れる水になってくれたら
とても嬉しいです。