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2021/03/21 12:01



【Alma】(アルマ)
最近は『生命の源』がテーマとなった【Alma】シリーズを進めています。


Almaとは
ラテン語で「生命の源」
ポルトガル語/スペイン語で「魂」
という意味合いがあります。


終わりから始まりへ
自然のサイクルが新たに動き出すとき。
螺旋階段をぐるぐる昇ってくように
魂も進化を続ける。




春分の日に 2つのAlmaが完成しました。
左は黒檀 右は楠。


木は石と比べると物静かですが この小さなピースの中に 自然や生命の記憶がぎゅっと詰まっています。
五感の中でも特に心に響き易く 感性を広げてくれる "香り" 。
秋の金木犀の花の香りが 心と体を一瞬で包み込むように 香りには不思議なチカラがあります。
例えば楠は 樟脳の元となる木の為香りがとても豊か。
日本人なら誰もが 懐かしさや記憶が蘇るような体感があると思います。その香りには 害虫から身を守る役割が一つ。木の身体の知恵ともいえます。
そしてこの楠には 杢が柔らかく波打っています。

杢は 樹木が気候や環境 外的圧力などに適応させる為に 自らバランスを取ることで 内部の繊維に圧力がかかり 木目とは異なる模様となって現れたもの。
根に近い部位や枝が密集している部位 複雑に曲がったり交差しているような部位にも出易いといわれています。

香りや質感 輝きなどの一つ一つが その木の生命の輝きであり知恵。
"木の内部" に触れることは その木の生命エネルギーや魂の記憶に触れていることとも思うのです。


是非皆さまの元で ご自身の感覚と共に触れてみてほしいです。何かと一体感を感じられたら それはきっと良き出逢い。
そして新しい物語を ゆっくり刻んでいただけたら嬉しいです。



Almaの背景には【龍】が居ます。
(何故かはわかりません💧)
ちょっとした不思議な現象の輪を拾い集めながら 辿り着いたのがこのカタチでした。 
クロスのようなアンクのような。

そして中央の石は ただ綺麗なだけでは選べませんでした。
コトバにするのは難しいですが "此岸と彼岸" 或いは "天地" を繋ぐ一本の流れ(=チカラ)を持つもの でしょうか。
やはり「龍」のイメージなのかもしれません。