2019/09/04 12:49

昨日ベランダで 制作中の木を磨いている中 届いた【生命の樹】

画像で見ていた印象より 実物はとても静謐で 穏やかな優しい波動が流れていた。
思わずその場で撮影していたら 一瞬パラパラと雨。


そう。
思えばこの作品には 雨の力が入っていたよね...


その雨は本当に一瞬。
挨拶の様に静かに通り過ぎていった。




この時 此処で一つの生が静かにその一生を全うした。
その亡骸はゆっくり自然に還り この地上を包む美しき自然の一部となって いつか甦るのだろう。
姿形を変えながら Tree of Life /樹枝の様に繋がれてゆく命。



【生命の樹】その前後に何気なく起きていた事の意味を考える。
一見何の繋がりもなさそうで でもそれは 蜘蛛の糸のような見えない細い糸で 何処か繋がってる気もしている。


ーーー雨も この地上の凡ての生命の一部なのか。。

ふとそんな事を思った。


循環する命
汎ゆる物語も瞬間も 凡ては繋がっている
美しい曼荼羅のよう。


画家:榊 和也氏
 



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補足:
その日 制作中の木型を研磨しようとベランダに出たら コガネムシ(多分ハナムグリ)がひっくり返っていた。
数日前も同じ場所にいたので もう生きてないと思い引き上げたら 弱々しくも掴む力を感じ 慌てて砂糖水を作り 与えた。
すると少し元気になり動いた。でも翅がうまく出せなくて 飛べない ということがわかった。
弱っている為 ベランダの床さえとても不便そう。少しでも落ち着けるよう 即席だが枯れ葉と土と切り枝で自然を再現し 其処へ。

そのまま暫く木型を磨いていると 榊さんから【生命の樹】とお願いされていたものが届く。
作品を撮影する為 枯れ葉をコガネムシから少し拝借し すぐに戻した。
コガネムシは葉の中へ潜り 安心したようにその後少しして動かなくなった。



【生命の樹】と幾つかの日常的な出来事。
色んな場所で 汎ゆる生命の物語や瞬間が生まれては消えて・・この世界に溢れてる。
一見何の繋がりもなさそうなバラバラの点と点。だけれど
【生命の樹】は 過ぎゆく目の前のありふれた日常的な点と点を 一つの糸で繋いで見せてくれたように想う。
(この点と点を拾い集めていたら【生命の樹】へと繋がったのだ)



【生命の樹】=Tree of Life/Flower of Life
それは凡ての生命体を包括する究極の形と云われ 宇宙そのものを表す森羅万象の元となる模様。


私たちは自然の一部。このハビタブルゾーン内では凡てが Tree of Life の様に見えない糸で繋がっていて その奇跡的な縁によって 一つのとても大きな生命体として存在してるのだと想う。
樹も虫も雨も人も 今はその細胞の一つにすぎず いつかはその大いなるエネルギーの中で きっと一緒になる。
個々の生や死は 循環する大きなエネルギーの中の 一つの流れ。かもしれない。
凡ての命も 汎ゆる瞬間も 美しく曼荼羅のように繋がっている。きっと。
生命の樹】が届けてくれた メッセージのように思う✬
この作品そのものが 自然と汎ゆる生命を繋いだ曼荼羅そのものだと想うから。



※「ハビタブルゾーン(Habitable zone)」
生命が移住する事が可能な領域 という意味で 水や酸素 光や熱エネルギーなど 様々な条件()が揃って初めて この地上の生命は存在する事ができる。それらのうち一つでも欠けてしまえば ここには存在できない。
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大切なことって意識の地下層(無意識の海)に沈んでいることが多い。
無意識の海から掬い言葉にする。私には少し難しいけれど  流れてしまわぬように 此処に書き留めておきたかった。
芸術とは みる者を大切な事へと導くきっかけを与えてくれるもの。
そしてみる者其々に 何らかのエネルギーを与えてくれるもの。とも想う。
こうして書くという行為も そのエネルギーの一つ。



画家:榊 和也氏