2019/09/04 12:49
昨日ベランダで 制作中の木を磨いている中 届いた【生命の樹】。
画像で見ていた印象より 実物はとても静謐で 穏やかな優しい波動が流れていた。
画像で見ていた印象より 実物はとても静謐で 穏やかな優しい波動が流れていた。
思わずその場で撮影していたら 一瞬パラパラと雨。
そう。
思えばこの作品には 雨の力が入っていたよね...
思えばこの作品には 雨の力が入っていたよね...
その雨は本当に一瞬。
挨拶の様に静かに通り過ぎていった。
挨拶の様に静かに通り過ぎていった。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/c5454b7fec24f74fbcce2cc5cc3a57f0.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/5163a3380834410b0c9fb93a90821d60.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
この時 此処で一つの生が静かにその一生を全うした。
その亡骸はゆっくり自然に還り この地上を包む美しき自然の一部となって いつか甦るのだろう。
姿形を変えながら Tree of Life /樹枝の様に繋がれてゆく命。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/b547f40a59157427a661e114c8ca3a87.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
【生命の樹】とその前後に何気なく起きていた事の意味を考える。
一見何の繋がりもなさそうで でもそれは 蜘蛛の糸のような見えない細い糸で 何処か繋がってる気もしている。
ふとそんな事を思った。
循環する命
汎ゆる物語も瞬間も 凡ては繋がっている
美しい曼荼羅のよう。
画家:榊 和也氏
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補足:
その日 制作中の木型を研磨しようとベランダに出たら コガネムシ(多分ハナムグリ)がひっくり返っていた。
数日前も同じ場所にいたので もう生きてないと思い引き上げたら 弱々しくも掴む力を感じ 慌てて砂糖水を作り 与えた。
数日前も同じ場所にいたので もう生きてないと思い引き上げたら 弱々しくも掴む力を感じ 慌てて砂糖水を作り 与えた。
すると少し元気になり動いた。でも翅がうまく出せなくて 飛べない ということがわかった。
弱っている為 ベランダの床さえとても不便そう。少しでも落ち着けるよう 即席だが枯れ葉と土と切り枝で自然を再現し 其処へ。
そのまま暫く木型を磨いていると 榊さんから【生命の樹】とお願いされていたものが届く。
作品を撮影する為 枯れ葉をコガネムシから少し拝借し すぐに戻した。
コガネムシは葉の中へ潜り 安心したようにその後少しして動かなくなった。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/0480ccccb828fa7bee360b220c89cbc4.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
【生命の樹】と幾つかの日常的な出来事。
色んな場所で 汎ゆる生命の物語や瞬間が生まれては消えて・・この世界に溢れてる。
一見何の繋がりもなさそうなバラバラの点と点。だけれど
【生命の樹】は 過ぎゆく目の前のありふれた日常的な点と点を 一つの糸で繋いで見せてくれたように想う。
(この点と点を拾い集めていたら【生命の樹】へと繋がったのだ)
【生命の樹】=Tree of Life/Flower of Life
それは凡ての生命体を包括する究極の形と云われ 宇宙そのものを表す森羅万象の元となる模様。
私たちは自然の一部。このハビタブルゾーン内では凡てが Tree of Life の様に見えない糸で繋がっていて その奇跡的な縁によって 一つのとても大きな生命体として存在してるのだと想う。
樹も虫も雨も人も 今はその細胞の一つにすぎず いつかはその大いなるエネルギーの中で きっと一緒になる。
個々の生や死は 循環する大きなエネルギーの中の 一つの流れ。かもしれない。
個々の生や死は 循環する大きなエネルギーの中の 一つの流れ。かもしれない。
凡ての命も 汎ゆる瞬間も 美しく曼荼羅のように繋がっている。きっと。
【生命の樹】が届けてくれた メッセージのように思う✬
この作品そのものが 自然と汎ゆる生命を繋いだ曼荼羅そのものだと想うから。
※「ハビタブルゾーン(Habitable zone)」
生命が移住する事が可能な領域 という意味で 水や酸素 光や熱エネルギーなど 様々な条件(縁)が揃って初めて この地上の生命は存在する事ができる。それらのうち一つでも欠けてしまえば ここには存在できない。
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大切なことって意識の地下層(無意識の海)に沈んでいることが多い。
無意識の海から掬い言葉にする。私には少し難しいけれど 流れてしまわぬように 此処に書き留めておきたかった。
芸術とは みる者を大切な事へと導くきっかけを与えてくれるもの。
そしてみる者其々に 何らかのエネルギーを与えてくれるもの。とも想う。
こうして書くという行為も そのエネルギーの一つ。
画家:榊 和也氏
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/630044d869d782a02614e525624398b0.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)