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2019/09/04 06:09


2019/9/3 

荒削りを終えて これから手で一つづつ磨いてゆきます。

パロサント2種。一位など。
パロサントは普段辺材を扱っていますが いつもの業者さんに問合せして「(香木ではなく)木材の方で」と伝えたら 製材された芯材の方が届きました。

▼2つのパロサント。右の黄色い方が香木 

これは香木として扱われる 多量に樹脂が含まれている部位。
確かに木材として製材されてはいたけれど ちょっと意味が違うので交換してもらうか迷った。
でもなんとなくこういう流れはご縁の様な気がして 使わせていただいてます。


2019/9/2
香木のパロサント。
たったこれだけでも この周囲は雨の降る森の中の様な 冷たい香りに包まれています。

樹脂量は屋久杉を遥かに上回り 鑢類はすぐ目が詰まるので 削ってはメンテナンスを何度も繰り返しながら進めてます。
大変だけれど 樹にも一つ一つ個性があって それを知れることは嬉しい。
其処から生きた環境が垣間見れるから。



屋久杉は高温多湿な特異な環境で育つ為 内部に多量の樹脂を含む。
それは水分やシロアリから身を守る為でもある。


パロサントの主な産地は南米アルゼンチンなど。
この樹もその様な環境で育ったのだろうか。
鉱物も樹も 育った環境が何処かに刻まれているものだから。



続く