2019/09/04 06:09
2019/9/3
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/e620cbabdf411c18c72ab67b64d7fb80.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
荒削りを終えて これから手で一つづつ磨いてゆきます。
パロサント2種。一位など。
パロサントは普段辺材を扱っていますが いつもの業者さんに問合せして「(香木ではなく)木材の方で」と伝えたら 製材された芯材の方が届きました。
▼2つのパロサント。右の黄色い方が香木
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/82122f2829705e50501c0322dfbe9577.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
これは香木として扱われる 多量に樹脂が含まれている部位。
確かに木材として製材されてはいたけれど ちょっと意味が違うので交換してもらうか迷った。
でもなんとなくこういう流れはご縁の様な気がして 使わせていただいてます。
2019/9/2
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/8928b5066123f08751d8654c36b75c6d.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
香木のパロサント。
たったこれだけでも この周囲は雨の降る森の中の様な 冷たい香りに包まれています。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/59dffb9420cec454cadfa6bfa6b3522c.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
樹脂量は屋久杉を遥かに上回り 鑢類はすぐ目が詰まるので 削ってはメンテナンスを何度も繰り返しながら進めてます。
大変だけれど 樹にも一つ一つ個性があって それを知れることは嬉しい。
其処から生きた環境が垣間見れるから。
屋久杉は高温多湿な特異な環境で育つ為 内部に多量の樹脂を含む。
それは水分やシロアリから身を守る為でもある。
パロサントの主な産地は南米アルゼンチンなど。
この樹もその様な環境で育ったのだろうか。
鉱物も樹も 育った環境が何処かに刻まれているものだから。
続く