2018/12/13 15:40
先日 寝っ転がれる位の 少し大きめの敷布を持って
約一年ぶり位に来た川辺。
同じ時間が流れているとは思えない長閑さで
草木が奏でる乾いた音たちは 時の流れを教えてくれています。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/d160f0650cbfb401570f1bbbcd9941f9.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
すすきの穂が光に包まれる瞬間を 無心になって眺めているとき
自分という存在が どんどん消えてゆき 其処にある「美」に包まれてゆきます。
光や音や風が 身体の中を通り抜けてゆく様な
自分が透明になってゆく瞬間から拡がる世界は なんて美しいことか。
何処に敷布を拡げようかとうろうろしていると
一本の木に何故か気を取られてしまう。
その不思議を五感(或いは第六感)で感じ取ろうとすると
それまで自分の中に流れていた時間の流れがすこしづつ変わり
余白が生まれてゆくのがわかります。
コトバは通じなくても その中で
人間は自然界と交流しているような気がします。
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反転の空
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/8847e7b0a888dc5fd9445248c35d95ce.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
雲の行方。
は 誰も知らず 知ることもない。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/d8469e565238e26fc71c88e461356390.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
雲の先に「答え」が在るような気がし 走り続け
沢山のエネルギーを消耗する。
が そもそも「答え」とは一体なんだったのか。
この世界はカタチがあって無いようなもの。
雲の様に伸びたり縮んだり 変化する大きな流れの中で
その瞬間を灯す 光の美しさが教えてくれること。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/b5d0f40d63c647bff07944f22bdcf8c6.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
個が消えて 透明になってゆく瞬間に拡がる世界は美しく
この世界に 光を灯すことのできる人もまた 美しいです。
心や世界を温かく包むのは そのような透明な美しさ。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/874d83432f043aae22aa7bb3482383f0.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
私達は 元々自然の一部だから
「透明になる」とは 本来の姿に戻る事でもあります。
他者も自然界も含めて「自分」が在るということ。
それが 自然界のありのままの姿や美しさを受け取れたり
他者のあたたかい声やその人の光に気づける事にも繋がる。
また 此処から身近な世界へ向けて何かを届ける事も
きっと出来る筈・・![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/2e9f006af4b5c4859d0a0f7761349762.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/553870/blog/2e9f006af4b5c4859d0a0f7761349762.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
自宅のすぐ傍にも川が流れていて よく一人で散歩しています。
空や川の水たちが教えてくれることは いつも純粋でシンプルです。
目の前に拡がるありのままの世界の中で 自然の一部となって今を生きる。
「その瞬間を灯す光の美しさ」は きっとこの世界だからこそ
観ることが出来るのでしょう。