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2018/01/01 00:45

※2014/1/18 (過去記事)

吉岡徳仁さんのクリスタライズ展へ


入口入り直ぐに、無数のストローによるインスタレーション。
接着剤は一切使わず、積み上げることだけで造形したと云います。

無秩序に積み上げられているようで 凡てが繋がりを持っている…
それは吉岡さんが2007年から時をかけ試みた 自然結晶を思わせます。

ほんの少しきっかけを与える事で あとは自然が無垢に本能に従い活性し 見るものに自然の本来持つ 人間の想像を超えた生のエネルギーを映し出しています。

Swan Lakeは 水槽の中で成長段階の自然結晶に音楽を聴かせ 曲の振動によりその形状を変化させる という試みによる結晶絵画。

曲により全く異なる形状を創造した自然結晶。
この世に存在するもの凡ての繋がり 関係性と 生のエネルギーについて想いました。

「---自然自体には美を作り出す能動はなくても
          それを作り出すエネルギーに満ちています---」

生という本能そのものが「美」であること。
無垢なその姿が 見るものに強いエネルギーを与えてくれている。

「生を全うする」

それ自体がこの宇宙の美であると共に
宇宙としてのエネルギーであると感じました。

クリスタライズ展は明日最終日。
まだの方は是非…☆

都立現代美術館Mo+