2020/03/29 14:59




このリングの制作は 個人的なある体験がモチーフとなりました。そして現在の幾つかのRing Orderや今後の制作に於いて 可能性を開示する一つの扉となってくれたとも感じています。それは単に技術面だけを言うのではなく 想いやエネルギーを "此処" から "対岸" へ(私-あなた(世界)へ)物理的な距離を越えて繋ぐ力の事で その存在の事を示してくれたのが 体験の中のある一羽の鳩との繋がりであり 私に遺してくれた最期のギフトであったと今では想います。


この制作には何度かの失敗や綱渡りの様な不安定さがありましたが 想いは様々な可能性の扉を広げ 自然物たちが力を貸してくれたという印象です。そして私なりに木と石との繋がりを また少し深められた気もしています。
木や石とは 人間同士の様にコトバや文字を打っても当然繋がらず Pingが戻ってくることもありません。コミュニケーションの方法がそもそも異なる為です。でも想いがどのように伝わってゆくのかは 種を越えたどこか等しさが根底にあるようにも想います。
長年木に直接触れていると その事がはっきりとではないですが なんとなく 大気の中に漂う一筋の香りを掴む様な感覚として気づく事があるのです。その時 "想いは現象化する" "振動が伝わる" モノに宿る霊のこと…などをよく思い出します。



いつも想うのは 木は作者以上に作者の心を知っている ということ。作者の覚悟を試し 可能性を開示したり閉ざしたり時に叱咤することもある。木は偉大な智者であり地球の魂の一部であり 創造性に力を吹き込み 境界を越えて非物理的なものを繋げてくれる 大いなる力でもあると。
本記事は その気づきを記録として残させていただきました。非常に分かりづらい内容ですみません…



【Pigeon Blood】

薬指に遺された温かな鮮血
瞼の裏に遺された鮮やかな流血
血は種を越え此処に受け継がれ
魂は大いなる自然の元へ

敢えなく散った悲しみの渦の端で
最期に目にしたものが
広く突き抜ける空であったなら…と願う。
君が生きた空に永遠となれ。
血肉は土に還り 地球の一部となる。

『薬指の約束』


Stone:Spessartine Garnet, 
     Labradorite, Garnet
Wood:Palo Santo